(有)小杉農園のビニールハウスで開かれた陶芸教室は、県内の彦根市や近隣の五個荘町・能登川町などから集まった消費者のみなさん。なかには小さな子供さん連れの姿やカップルもありました。
先生の菅井無左さんは大津市堅田在住のその道では有名な陶芸家です。
「今回のような野焼きは1000℃ぐらいの温度で焼き上げます。しかし、一般の陶器よりも焼く温度が低いですから、水を入れると漏れてしまいます。だから、花器はやめて『明かりとり』なんかを作ってはどうでしょうか」と仕上りの作品についての説明からスタートしました。
「指をこう向けてすると広がるし、反対にこうすると縮みます」と指の使い方や「空気が入らないように」との注意点を一通り説明がありました。
「それじゃ、お手本を示しますからよく見てくださいね」と菅井先生が実演。土を適当に切って、ひも状に延ばし、それを一段ずつ積み上げていきます。つなぎ目は上からと下からをあわせます。「こうすると接着面積が大きくなって剥がれにくくなるんです」との説明に参加者は「なるほどぉ!」といった表情で見入っています。
野焼きは統計的にいって「30%は焼くときに壊れますから、そのつもりで・・・」「さあ、みなさんどうぞ」との声で作品作りのスタートです。
最初はお隣と口々に話し合っていた参加者はだんだんと真剣な表情に・・・。様子を見ていた(有)小杉農園の鶴口さんは「息をするのも忘れているような表情。見ているこっちも息を止めてしまうわぁ」というほど、真剣な雰囲気です。
「先生、思うような形にならないんですが・・・」「どんな形にしたいんだって?ここに書いてみて」、「良いものができたじゃない。あぁ!あまりなぶらない方がいい。折角の良い線が崩れるよ」などと作品作りが進み、お昼頃になるとだいたいの形ができあがってきます。
ドライフラワーを飾るような花器や壺、中には「子供に『鈴を作って』ってせがまれて・・・」と鈴作りに挑戦する参加者もありました。5kgの土だと複数の作品が作れるようで、午後からは第2作目づくりに取り組みました。参加者のみなさんも慣れてきたようで、土をこねて作品を作る手つきも堂に入ったものになってきました。
できあがった作品は、12月14日の窯入れまで乾燥させ、窯出しは15日の予定です。
「どんな作品に仕上がるのか、いまからワクワクします」 |